ワキガを治す方法例

ワキガの原因は、アポクリン汗腺にあります。ワキガを治すには、アポクリン汗腺を治療する必要があります。ワキガを治す方法は様々です。

ワキガを治す方法の1つが、ボトックス注射です。ボツリヌス菌の毒素を無毒化したものを注射して筋肉を収縮させ、汗腺を細くして発汗を抑える方法です。6~7割の人がワキガを治すことができますが、効果は半年位なので再度注射する必要があります。

手術をしてワキガを治す方法があります。手術にも色々な種類があり、大きくわけて直視下手術法(医師が直接みてする手術)と非直視下手術法があります。前者には、皮下組織削除法といってアポクリン汗腺を刃物をつかってかき出すものや、皮下組織吸引法といって、吸引器でアポクリン汗腺を吸いだすものがあります。全てのアポクリン汗腺を除去できたかが分からないので、完全にワキガを治すことができたかどうかは分かりませんが、より早くより傷を分かりにくく治すことができます。後者には、切除法やせん除法、剥離法などがあります。

切除法は、脇毛の生えている皮下組織を全て切りとるので、ワキガを完全に治すことができます。しかし、大掛かりな手術となり後遺症が残ることもあるので、現在はあまり行われません。せん徐法は、皮膚は残して皮下組織だけ除去することによりワキガを治す方法です。剥離法は、アポクリン汗腺を丁寧にはがしてワキガを治す方法なので、出血も最小限におさえることができます。