ワキガの原因、知りましょう

ワキガのにおいの原因は、アポクリン汗腺から分泌される汗にあります。この汗の成分は、たんぱく質やアンモニア、鉄分、糖分などです。この汗自体にはにおいがないのですが、細菌などによって分解されることが原因で、においが出てきます。これが、ワキガの原因なのです。

ワキガの原因となるアポクリン汗腺が多い人は、ワキガになりやすいと言われています。例えば、耳垢が湿っている人はワキガになりやすいと言われます。湿りの原因は、外耳道にたくさんアポクリン汗腺があるということを意味するからです。また、シャツが黄ばむ人も、アポクリン汗腺が多くワキガになりやすいようです。黄ばみの原因というのは、アポクリン汗腺から分泌される脂肪やたんぱく質によるものだからです。そして、毛深い人がワキガになるケースも多いようです。アポクリン汗腺は毛根部に開口するので、毛が多い=アポクリン汗腺が多いということになります。

ワキガの原因となるアポクリン汗腺の治療法には、様々な種類があります。ボトックス注射は、原因となる汗腺を細くすることで発汗を押さえる治療です。6~7割ワキガを治すことができますが、効果は半年くらいです。吸引法は、ワキガの原因となる汗腺を吸引器で吸い出すのですが、完全にとり除くことが出来たかを判断するのが難しいです。手術には、原因となる汗腺を完全に切り取る方法、かき出す方法、はがす方法など、様々な種類があります。