ワキガになりやすい人

ワキガになりやすい人とそうでない人がいます。ワキガになりやすいかどうかは、体内のアポクリン汗腺の数で決まります。アポクリン汗腺は、脇の下や乳輪、陰部など決まったところにある汗腺です。この汗腺からは粘り気のある液が分泌されますが、これが臭いの原因となる物質です。この物質が細菌などによって分解され臭いを放ち、ワキガとなるのです。

アポクリン汗腺の数が多い人ほど、ワキガになる確率が高くなります。では、確率が高い人の特徴をいくつかあげます。耳あかがいつも湿っている人、家族にワキガの人間がいる人、シャツが黄ばみやすい人、脇の下がやや茶色っぽい人、毛深い人などは、アポクリン汗腺が多いということになるので、ワキガにもなりやすいでしょう。また、男性よりも女性のほうがワキガになりやすいとも言われます。それは、女性のほうが皮下脂肪が多く、アポクリン汗腺も多いためです。以上の事柄に当てはまるからといって、絶対にワキガになるというわけではありませんが、自分がワキガになりやすいかどうかを判断する材料にはなるでしょう。

ワキガは病気ではありませんが、気になる人は手術や注射など様々な方法でワキガの治療ができるので、一度病院を訪れるとよいでしょう。