ワキガ原因はアポクリン汗腺

ワキガで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。ワキガになりやすい人としては、耳垢がいつも湿っている人、シャツが黄ばむ人、毛深い人などが例としてあげられます。また、男性よりも女性の方がワキガになりやすいとも言われます。ワキガの原因は、汗を分泌する汗腺にあります。汗腺には、アポクリン汗腺とエクリン汗腺という2つの種類があります。そのうち、アポクリン汗腺がワキガの大きな原因となります。

エクリン汗腺は、体の色々な所に存在している汗腺で、主に体温調節のために発汗します。汗の成分はその大半が水なので、あまりにおいはありません。それに対し、ワキガの原因となるアポクリン汗腺は、決まった場所にしかありません。わきの下、乳輪、陰部などに存在します。アポクリン汗腺から出る汗の成分は、たんぱく質やアンモニア、脂質など臭いの原因となるものです。アポクリン汗腺から分泌される汗自体には臭いがないのですが、細菌が原因で分解され、その後に臭いが出てきます。それが、ワキガの原因なのです。

ワキガを治すには、臭いの原因となるアポクリン汗腺を治療する必要があります。ワキガの治療法としては、ボトックス注射や手術などがあります。ボトックス注射は、原因となる汗腺を細くする治療で効果は半年位です。手術には、ワキガの原因となる汗腺を完全に切り取ったり、原因となる部分をかき出したりと様々な方法があります。